こんにちは!
小さな会社の輸出を全力でサポートする海外販路開拓コンサルタントの有本です。
海外への販路開拓を進める中で、市場調査をやって、競合相手を分析して、販売戦略を立てる、といった様々な分析や検討を行う作業が発生しますが、その際に図を書いてみると、業界の複雑な関係や販売の流れ(商流)、行うべき施策といったことなどが整理されてイメージとして頭に入ってくるのでお勧めです。
僕などは何でもかんでも図にしてしまいます。競合相手の分析の場合はポジショニングマップを作って各競合相手の業界でのポジションを図にすることで、自社が市場でどの位置にいるのか、どの企業がダイレクトな競合相手になるのかが把握できますし、複雑な商流なども、図にして⇔などでそれぞれの関係を表すことで、整理されて理解しやすくなります。
また、実施すべき施策や取るべきアクションなどについても、スケジュールを図にして示すことで、いつまでに何をやらないといけないかが一目で分かるようになり、漏れや抜け、忘れ、といったことが防げます。
とりわけ、販売戦略などの「戦略」を立てるときには状況や課題、対策、実行すべき施策などを図にすることを強くお勧めします。
小さな会社はマンパワーが限られているので、少ない人数(社長が全て一人でやらなければならないということも多いです)で海外展開を進めなくてはなりませんが、やるべきことが多すぎて途中で混乱して次に何をやるべきかが分からなくなったり、中途半端なやり方になってしまったりすることが往々にしてあります。
そういった時に、課題は何か、どのようなターゲットを狙うのか、どういう目的でどのような施策を行うのか、などを図で整理しておくことで、それを見れば、今何をやるべきかといった優先順位がはっきりし、その後の海外展開の活動をぶれることなく進めやすくなります。
図にするにはパワーポイントを使うことがお勧めです。パワーポイントは図形や矢印などを簡単に追加したり、削除したり、移動したりすることができるので、戦略図や相関図などを作る際に非常に便利です。
また、図を描きこんだスライドは簡単にコピーできるので、コピーしたスライドでいろいろと図形のデザインやレイアウト、色などを試してみることができます。僕はこのやり方でいつもいろいろなバージョンのスライドを作ってどれがいいのか比較したりしています。
ちなみに完成したパワーポイントファイルを誰かにメールなどで送付する場合はそのままだとサイズが大きかったりするので、「エクスポート」のメニューからPDFファイルに変換して送るとサイズが小さくなり、また編集されることも防げます。一度試してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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