こんにちは!
小さな会社の海外輸出を全力でサポートする海外販路開拓コンサルタントの有本です。
皆さんは、海外への販売を開始する前にしっかりと戦略を立てていますか?
「そんなことよりもとにかく動くべし!小難しい戦略など不要だわ!」と、相手かまわず闇雲に営業したり、その場の思い付きで販促活動をしたりする会社もありますが、そういう会社は大抵失敗するか、「労多くして益少なし」といった結果に終わることが多いです。
戦略を立てずに海外ビジネスを行おうとするのは、海図や羅針盤を持たずに太平洋へボートで漕ぎ出すようなものでしょう。
経営資源の限られた小さな会社だからこそ、無駄な出費と労力の浪費をできるだけ防ぐために、しっかりと戦略を立てて、最小の投資で最大の効果を得るようにする必要があるのです。
登山をする時に事前に山の状況を分析し、最短かつ一番安全なルートを定めてから登るのと同じですね。
ここでいう「戦略」とは、「どのような方針で、どういった相手に販売していくのか」というような、海外展開の全体的なシナリオのことです。(ちなみに、そのシナリオを具体的に進めていく上での個々の施策(手段)が「戦術」です。)
戦略を立てる際にお勧めなのが、パワーポイントなどを使って図にしてみることです。
図にすることで、漠然としてぼんやりとしていたものに、はっきりとした輪郭が現れます。
全体像が把握できるので、戦略が合っているのか、足りないものはないか、といったものが見えてきます。
また、自社と販売パートナー、最終顧客などとの関係や、それぞれのプレーヤーがマーケットでどのように動いていて、どこに対してどのように働きかけをすればよいか、などが一目で分かります。
こうして作った戦略図は、海外ビジネスを進めていく中で、時々見直してみて、今やっていることの目的を確認したり、必要な施策を考える際の参考にしたりするのに大いに役に立ちます。
とはいえ、いきなりパワーポイントの真っ白なスライドに図を書き込むのは「何を書けばよいのか・・?」と困るかもしれません。
その場合は、インターネットで「海外展開スキーム」「海外販売戦略図」といったキーワードで画像検索をして、出てきた図を参考にすればやりやすいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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